Copyright © 2001 Yasuhiro (Spiegel) ARAKAWA
(更新履歴)

星図の見方 (超初心者編)

星図に慣れていない方のために,簡単に説明しておきます。

SETI@home オフィシャルサイトでよく使われている 星図 は, 地図でいう 「メルカトル図法」 の世界地図のようなものだと思ってください。 普通の地図と違うのは東西の向きです。 この 星図 では上半分が北側 (北天) で下半分が 南側 (南天) ですが, 東は左方向で西は右方向になっていて, 普通の地図とは逆向きです。 (どうしてそうなっているかというと, 星図は上に掲げて実際の空と見比べた時に南北東西が一致するように設計されているからです)

天球 (もちろん仮想的な概念ですが) にも 「北極」 や 「南極」 や 「赤道」 があります。 普通の地図と区別するため 「天の××」 という言い方をします。 星図 の縦線と横線は 地図の経線と緯線に相当するもので, 星図の場合は 「赤経」「赤緯」 と呼ばれています。 更に赤経の単位は 「度」(1周=360度) ではなく 「時」(1周=24時) です。

赤緯0度の緯線が 「天の赤道」 にあたります。 日本では南の空のちょっと見上げたあたりでしょうか。 星図 上の蛇行する青い帯は「天の川」を表しています。 赤経0時 (星図の中央部分) が日本では秋の星座 (ペガサス座とかありますね) があるところです。 その西 (右) 側の天の川と天の赤道が交わるあたりに夏の星座 (わし座とかへびつかい座があります) があります。 東 (左) 側の天の川と天の赤道が交わるあたりには冬の星座 (オリオン座など分かりやすい星座があります) があります。

如何でしょう。 大体イメージできたでしょうか。


[Prev. Page] [Top Page]