本文でもいくつか参照されていますが, ここではそういった参考ページをまとめて紹介します。 SETI および SETI@home プロジェクトへの理解の参考になれば幸いです。
なお,ここで紹介した本の一部は 「唄う本屋さん」 に置いてます。 (なにげに宣伝)
UCバークレーの SETI@home プロジェクトが管理しているページです。
プロジェクトの進捗・障害等についての報告は全てここで行われます。
解析処理用のクライアントソフトもここからダウンロードできます。
また,
SETI@home についての解説や研究報告も公開されています。
文献[1]の
邦訳ページ
を取りまとめておられる山根さんの SETI@home 情報ページです。
(翻訳作業はボランティアで必ずしも内容を保証しているわけではないため,
念のためオリジナルページも併せてご覧になることをお薦めします。)
こちらのページは,
主に日本国内での SETI@home 活動状況やニュースについてまとめられています。
SETI@home 日本語メーリングリスト
の紹介もここです。
Team EDGE 提供のミラーがあります。
アレシボ観測所のページです。 電波望遠鏡のデータ も公開されています。 アレシボ観測所で実際にどのような活動が行われているか参考になるでしょう。
恩田靖さんによる
文献[1]の翻訳が紹介されています。
ここの訳は文献[1]の邦訳ディレクトリからもリンクされています。
ついでですが,
拙作の
I4WU
も紹介していただいてます。
横浜こども科学館の記事です。 SETI や SETI@home プロジェクトについて分かりやすくまとめられています。
SETI@home 日本代表チームです。
Windows版クライアントソフトのセットアップ方法について詳細な説明があります。
うちのサイトの説明でよくわからない場合はこちらを見ると納得できるかもしれません。
余談ですが,
日本のチームについては,
文献[2]に情報があります。
こちらはMacintosh版のクライアントソフトについて詳しい解説があります。 うちのサイトにはMacintosh版の説明が無いため, Macユーザの方はまずこちらを参考にして下さい。 (すみません)
太平洋天文学会が年4回無料で発行している 「教室の中の宇宙」(Teacher's Newsletter) の記事の1つです。 ちょっと古いですが上記の文献[5]と併せてみると分かりやすいのではないでしょうか。
S.ET.I. (The Study of ET is Interesting !!) 内の解説ページのひとつです。 ここではいわゆる「ドレークの方程式」について詳細な解説があります。
コンピュータ雑誌 『Software Design』 に SETI@home 関連の記事が(しかも2つも)ありました。 この記事の特徴は, 「分散コンピューティング」の開発および管理の立場からこのプロジェクトが語られていることです。 非常に面白い記事ですので是非一読されることをお薦めします。
Team EDGE は SETI@home グループのひとつです。 このページの特徴は, 「クライアントソフトをいかに効率的に動作させるか」 についてかなり詳細な情報を提供している点でしょう。 解析処理のスピードアップ等に興味のある方は是非一度ご覧になることをお薦めします。 また同チームのたけださんによるClubチームの順位表は, 総解析ユニット数が1000以上あればランキングに載ります。
2000年5月15,16日に 「第1回 天網の会ワークショップ」 が開催され, Team EDGE の長谷川さんが 「SETI@homeの概要と現在の状況」 というタイトルで発表を行いました。
SETI について時系列に分かりやすく紹介しています。 しかも,地球外知的生命の証拠が見つかったらどうするか, とかいったことまで踏み込んで解説されています。 巻末に参考文献リストもありますので, もっと詳しくSETIを勉強したいという方には, とっかかりとしてちょうど良い本になるはずです。 第5章に 「Declaration of Principles Concerning Activities Following the Detection of Extraterrestrial Intelligence」 (地球外知性の発見に続く行動に関する原則の宣言) の日本語訳があります。 是非読んでみて下さい。
文献[13]を紹介したら,このグループを紹介しないわけにはいかないでしょう。
もし何らかの形で地球外文明との接触に成功したらどうなるのか。
CONTACT ではその時起こり得る状況をシミュレートしようとしています。
おそらく膨大な知識と時間が必要でしょう。
しかし SETI 活動がポジティブな成功を納めれば,
その次に必ず考えなければならない問題です。
CONTACT Japan は SETI@home にグループとして参加をしています。
『天文月報』 の1999年12月号 (1999 Vol.92 No. 12) に, 立川崇之さんによる SETI@home についての記事が載りました。 『天文月報』 は日本天文学会の会誌であるため一般売りはしていませんが, 原文テキスト およびその PDF版 が公開されています。
海外の天文雑誌 『Sky & Telescope』 の記事です。 日本の天文雑誌もこのくらいやってくれないかなぁ。 → 遂に日本の天文雑誌で 文献 [21] 登場 (^^)v
『ナショナル ジオグラフィック日本語版』
2000年1月号(Vol.6, No.1)の記事です。
英語版の抜粋も公開されています。
主に太陽系内の惑星・衛星において生物が存在する可能性を解説していて,
後半はドレイクの方程式を引き合いに銀河宇宙へと話を膨らませていっています。
「宇宙生物学」
とも呼ばれる分野の最近の成果を俯瞰するにはいい記事かも。
『第3回 設計方法シンポジウム「コラボレーションによるデザイン―情報の共有と創造をめぐって―」』 (日本建築学会、1999年7月)所収
とあります。
SETI@home プロジェクトは,
そのテーマもさることながら,
プロジェクトの運用やプロモーションにおいても各方面で注目されているということなのかもしれません。
平易でしかも読んでてワクワクする文章です。
世界初(?)の SETI@home 本!!
この本の面白さは,
プロジェクトに関る
「人」(私達も含めて)
を中心に SETI@home が語られているところです。
SETI@home に参加するなら是非この本を手に入れてプロジェクトの奥深さを堪能して下さい。
なお,
文献 [13] を読んだ後にこの本を読むと,
SETIについて時系列に理解できるのでお薦めです。
余談ですが, Club-HUAA も本中で (ちょびっとだけ) 紹介していただいてます。
電波天文学および宇宙生物学についてE-mail対談の形式でまとめられた読み物です。 第三幕・第二曲で SETI および SETI@home プロジェクトについて触れられています。 予備知識がなくても楽しく読めます(多分)。
『SKY WATCHER』 2000年7月号の特集「そして、星の世紀へ」で, 文献 [20] の著者である平林久さんが記事を書いておられます。 SETI という「研究テーマ」について, とても分かりやすく解説しています。 是非一読されることをお薦めします。
NHKの番組 「未来への教室」 にてフランク・ドレイク博士を「SUPER TEACHER」としてお迎えし, 地球外文明の可能性について素晴らしい授業が行われました。 番組は終了しましたが, 「フランク・ドレイク先生の部屋」 では,その時寄せられた質問やフランク・ドレイク「先生」からの「宿題」が公開されています。
『日経サイエンス』 2000年10月号(Vol.30, No.10) の特集記事です。 「何故地球外文明は発見されないのか」 というテーマで3つの論文が掲載されています。 最初の2つの論文では 「フェルミのパラドックス」 に言及しています。 文献 [13] や [19] を併せてご覧になるといいと思います。 3つ目の論文は電波を使った恒星間通信の問題点が書かれています。 いずれも非常に面白い記事です。 是非ご一読されることをお薦めします。
宇宙開発事業団 宇宙情報センター にある情報検索ページのひとつです。 この中の「宇宙生命探査」のカテゴリにSETI関連の図書がリストされています。 文献 [19] も紹介されています。
2000年8月17〜21日に開催された 「2000年天文・天体物理若手の会 夏の学校」 で, 立川崇之さん が発表されたポスター展示です。 SETI@home の概要と日本のユーザの動向が俯瞰できます。
慶應大学 政策・メディア研究科で SETI@home を教材にした授業が WIDE 大学 School Of Internet で公開されています。 授業に先立って出された宿題とそのレポートも公開されています。 レポートの内容は非常に面白いです。
『Computing in Science & Engineering』 誌のオンライン記事です。 実際にはネットワークコンピュータを中心とした記事のようです。
なぁんで今までここ紹介しなかったんだろ。
SETI@home の大口スポンサーのひとつである
The Planetary Society
と姉妹関係にある組織です。
(「日本支部」という訳ではないそうです)
SETIに関するページや
「カール・セーガン追悼特集」
といった記事もあります。
文献
The O'Reilly Peer-to-Peer and Web Services Conference での David Anderson 博士のスピーチの内容です。 分散コンピューティングのセキュリティ面での問題点が指摘されています。 SETI@home ならではの問題点も紹介されています。 (関連記事)
「第2集 地球外生命を探せ」 にて SETI@home が取り上げられました。 この特集番組は宇宙開発や宇宙生物学に重点が置かれていて, なかなか面白いです。
2001年8月25日に宇宙科学研究所の一般公開が行われ, その第5会場でSETI@home 関連の展示が行われました。 展示内容は山根信二さんによる解説とポスター展示 (PDF) だったそうで, 結構来場者があったようです。
白井俊道さん等が中心となって活動している 「SETI研」 のページです。 野辺山電波望遠鏡での観測は惜しくも実現できませんでしたが, 現在も精力的に活動を続けておられるようです。
「SETI研」 のメンバでもある 宇宙科学研究所の阿部新助さんによる, 太陽系外惑星探査および地球外知的生命探査についての解説です。 観測手法とその理論的根拠に重点が置かれているのが特徴です。 数式が苦手な方には取っ付きにくいかもしれませんが, 最近の「観測」に関する知見が反映された優れたテキストだと思います。
『日経サイエンス』 2002年3月号(Vol.32, No.3) の記事です。 銀河系内で知的生命が居住可能な惑星が存在する確率の高い領域を GHZ (Galactic Habitable Zone) といいます。 かつては地球のような惑星は銀河中に満ち満ちていると想像されていましたが, その後の様々な観測により, 実際には銀河系内で地球のような惑星が存在しうる領域 (GHZ) は非常に限られた範囲であると考えられています。 この記事ではこのGHZについて具体的に考察しています。 是非ご一読されることをお薦めします。
記事中でも紹介されていますが, 他にも
などの論文も併せて読んでみて下さい。
arXiv.org e-Print archive で公開されている論文です。 アレシボ電波望遠鏡に取りつけられている SETI 観測用の受信機についてのレポートです。
「たるさんのパソコンフィールド」 にあるコラムです。 「ETIは存在するか」 というテーマで最近の知見も取り入れながら易しく解説しています。 お薦めです。
SETI@home のプロジェクトメンバによる論文で, 『Communications of the ACM』 の2002年11月号に載っているそうです。 SETI@home システムについて書かれています。 日本語訳も公開されています。
日本惑星科学会誌『遊・星・人』vol12 2003年3月25日号に掲載された野尻抱介さんによる記事。 SETI@home プロジェクトについて解説されている。 また「ドレイク方程式」や「ファクトA論争」についても分かり易い解説がある。